二日酔いでミシン

ま、正確には二日酔いというほどではないのだが、
タイトルはこれがいいかな、ということで。

午後はかばん教室。
一昨日、昨日そして今日と新宿行きが続く。
ずっと新宿にいる気分である。

教室で、まず裏地をミシンで縫う。

かばんというものはデザイン、裁断、そして部品作りをしてしまえば、
あとの縫うという作業は結構楽に進んでいく。

しかし、生地がうまく合わず、皺がよる。
ちょっとダメなところをほどいて縫う。
だめだ、誤魔化せない!もうちょっとほどいて縫わなければ。
と、結局、どんどんほどく距離が伸びていくのであった。
やはり体調の乱れはミシンの乱れ。
そんなことを感じた２時間であった。

今回のかばんはギボシという金具をたくさん使う予定である。
先生としゃべっていたら、
「ギボシも金具屋さんに行くと、普通のじゃなくて、いろいろありますよ。尖ったのとか」とちょっといたずらな笑顔で言う先生。
すっかり私のキャラはわかっておられるようだ。

子どもの頃、家に絵画の本があった。
「ゴッホ」「モネ」など、1冊が1画家になっていて、
画家の作品と略歴が記されている薄い本である。
私は「デ・キリコ」とか「ダリ」を眺めていた私。
対して妹は「ルノワール」「モネ」などだった。
思えばあの頃からすでに、デザインの好みは大多数には属さなかった。
ああいう絵ばかり見ていたから、色彩感覚も反対色を合わせたりしがちなのかもしれぬ。

イベント用のかばんは、１つは女子が好きそうな感じを作ってみようかと。
そして、もう１つはゴスで作るつもりである。

桜は散りかけだが、まだ桜スイーツは満開である。
今日は桜シフォン。
でも、シフォンなのに結構固いぞ。