ふつつかな酒

酒が好き。酒場に漂う空気が好き。だからほとんど毎日、立って飲んだり、座って飲んだり、酔ってまた飲んだり…。千鳥足ライターの酒日記。かばんや服作りのことも少々。

西荻窪「酒房高井」

知らない立ち飲みで、
みんなと仲良くなり飲む。
ついにそんな夢を見てしまった…

さて。土曜はちょっと不毛な会議に参加。
世間では“ボランティア”と言われているもの。
私はそう思ってないし、この単語が嫌いなのだが、
どう表現していいかわからないので、このまま書いてみる。

配布冊子をめぐる会議だったけれど、
会議で前号のことばっかり引き出して愚痴る人がいて不毛なり。
「ごめん、もういい」と言いつつ、
また話が戻る。
おまけにときどき本人が面白いと思っている“笑い”をはさむ。
会議って、先のことを考える場では?
1時間半経ったところで、自分の担当分については話し終わったので
「すみません。予定があるので」と脱走。

脱走した先は西荻窪
「脱走するかもー」と予告していた特派員T氏と密会す。

西荻窪駅で待ち合わせのはずが…。
中央線のホームで「寒いっ!」とイスにカバンを置き、
コートのファスナーを閉めていると、後ろから声をかけられる。
誰!?と思ったらT氏。
「カバンの色でわかりました」と。
うん。このカバンは私しか持っていないから、
絶対私だよね。

向かったのは北口の「酒房高井」。
今はなき「はるばる亭」の高井さんのお店。
「はるばる亭」があった頃、2回ほど行ったことがある。
酒も料理も、そして雰囲気もすごく良き店だったのを覚えている。

でも、2回ぐらいしか行ったことがないのだなぁ。
あの頃、思えばあんまり西荻でふらふらしなかった。
いや、すべてにおいて、なんかセーブしていた気がする。

今、わたくしがふらふらしているのは、
きっとあの頃、ふらふらが足りなかったせいではないかと思ったりもする。

でも、それを後悔したりはしてないのだった。
昔の私がいてこそ、今の私がある。
実は若い時より今のほうが楽しい。

さて、話を戻そう。

お通しにしらす和えと、あじの開き。
しらす和えの味かげんが絶妙!
これだけで日本酒すいすい行ける。

まずビールで乾杯。
目の前のショーケースに酒瓶がずらりと並んでいるので、
何を飲もう考えつつ、すぐにビール終了。

そして、T氏おすすめの豚バラと新じゃがの煮物。
この照り。見るだけで美味しい!というのがわかる。
T氏によると煮物といっても、コトコト系ではなく、肉を焼いて作っていくんだとか。
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次に牛肉春雨を頼む。
こちらもT氏のおすすめ。
シンプルな料理なのに、奥深い味。
私「これ…酢をかけても美味しいよね」
T氏「えっ!なんでわかったの。そうなんだよー」
それを横で聞いていた高井さん「酢だよね」。
T氏はいつも酢を所望しているようで、すぐ酢が登場したのだった。
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次にしじみの老酒漬けを頼んだけど、
もう写真撮ってないー。
日本酒が進む、進む。

10日に原稿送って立ち飲んだ日は翌日午前中から
しっかり働かないとならなかったため、いつもの立ち飲みであまり飲めなかった。
(それでも結構飲んだけどさ)。
11日は芝居を見に行ったけれど、あまり飲みたい連れではないのでとっとと帰る。
なので今日はいいんだよねー。
と、杯を重ねる。
にごり酒とか大七とか。
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2人で5合ぐらい!?
帰りにお店のおねえさんに「お強いですね」と言われたけれど、
そんなに強いわけでも…。

そしてまた、最寄駅じゃない駅から歩くコース。

最近、めっきり中央線沿線と仲良しだ。