ふつつかな酒

酒が好き。酒場に漂う空気が好き。だからほとんど毎日、立って飲んだり、座って飲んだり、酔ってまた飲んだり…。千鳥足ライターの酒日記。かばんや服作りのことも少々。

高田馬場で3連戦 その3・串鐵

串鐵に移動した三銃士と私。
こちらは駅前のビル地下。

串鐵は「鳥やす」グループ。
メニューは同じものが多いが、
日本酒の種類は違う。
で、私は「銀盤お願いします!」とオーダー。

実は前日か前々日、
たくさん食べることになって、
一度にたくさんものが食べられない私の胃は
疲れてしまったらしく、
結構飲んでも胃痛にはならないのだが、
シクシクと痛みが。
家には2009年の胃薬しかなく、
そういうことにアバウトなので、それを飲んでいる日々だったのである。
なので酒も食もあまり進まず。
注文は三銃士の面々にお任せ。

しばらくしてやってきたのは、にら玉やトマト。
トマトのこのきれいな盛り方ときたら。
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みんな焼酎やら日本酒から角ハイやら、いろいろ飲んでいる。
しかし、こうして飲みつつ、いろんな話をするのっていいなあ。

隣にいた中年夫婦の女性は「なんだ、この人たち?」という感じで
キョトン顔をしていたが。
T氏がトイレから帰ってきて、
「トイレに行ったら、3人の声しか聞こえてこない!」
(店内ほぽ満席。トイレから席はいちばん遠い位置)。

またまた頼んだ野菜がやってきたら、
大根とセロリ。
あれ、セロリ頼んだの誰!?
N氏ぢゃないよね。
N氏はセロリと接していない部分の大根を食べる。
セロリ香がうつった大根もイヤなようだ。
さしずめ野菜ジェンガ(木を組んだのを引っこ抜くゲーム)。

銀杏が好評で追加を頼んだのはH氏か?
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そして私の酒は進まず、
日本酒好きH氏は
「呑んでねーじゃないかっ」と私に喝。
「だいたい、何頼んだの?」
私「銀盤だよ」
H氏「銀盤…(メニューを見る)本醸じゃん!」
私「あっ、280円。一合で280円。ほんとだー。元気なら飲めるんだけども」

で、みんなに手伝ってもらう。
H氏はH氏で、店員のお兄さんに燗酒じゃないのを燗にしてもらえないかとお願い。
「おすすめはしませんが、それなら…」
H氏」自己責任で飲みます!」。
なかなか来ないので、「まだですか」と聞くと
「冷やのものなので、急いで温めております」と(笑)。

そしてやってきたのを飲ませてもらうと、
美味いぞー。
他の2人もしかり。
店員のお兄さんにそう言うと、
「それは嬉しいような…」とちょっと複雑な表情。

でも、店員さんたちはテキパキしているし、
若いのに昔のメニューとかに詳しいし、
おおっ、さすがずっと高田馬場や早稲田の人に愛されている店だ!と思ったのであった。

H氏、ここも久々で、
「なんか今日はとても懐かしくて楽しかった」とつぶやく。

酒とは関係なく面白かったのが、
箸の持ち方から、なぜか字のきれいさの話になり、
T氏が私について、
「これは悪い意味じゃなくて…字が汚い気がする」と一言。
当たっていて笑ってしまったー。
取材で字を書いていると、
取材者に「それはウルトラ文字ですか?」と突っ込まれたり。


たらふく飲んで、たらふく食べて、
高田馬場ツアーはこれにて終了。
私は反対方向の電車で、違うホームに。

私のほうが先に電車が来たのだが、
電車が通り過ぎる際に壁にもたれてしゃべっている3人はとても楽しそうであった。
次はどこに行くかな。仲間たちよ。